卒園の資格とは・・・
- 2017年03月10日
- 日々の成長記録
3月7日(火)に
卒園式を控えている
年長組は卒園式の
リハーサルを行いました。
卒園の資格があるとすれば、
それは・・・
仲間と楽しく遊ぶことだと、
児童精神科医の
佐々木正美先生は
言われています。
子ども達は友達と
沢山の関わりの中で
成長しています。
しかし、
楽しく遊ぶ中で
友達と衝突することも
あったでしょう。
集団生活の中で、
子ども同士の
トラブルは付き物です。
何かトラブルが起きた時、
友達を叩いたり、
蹴ったりなど
乱暴なことをしてしまうことも
あるかもしれません。
子ども同士のトラブルは、
相手の気持ちを知り
相手の気持ちを考えることや、
自分の気持ちを伝えることの
大切さを学ぶために
大事なことです。
子どもの成長にとって
大切なことではありますが、
保護者にとっては
ショックな出来事だと思います。
特に何度も相手の子を
怪我させてしまうことが
続くときなど
「悪いことは悪い」
と伝えることはもちろん必要です。
しかし、
『子どもは心が
満たされていない時ほど
攻撃的になります。
「悪いことは悪い」
と伝えすぎると、
子どもは自信を無くして
おどおどします。
悪いことをしてしまった子ほど、
温かく包んでください。
そして本当の意味で
甘やかしてください。
甘やかすというのは、
子どもの願いを
出来る限り叶えてあげることです。
それは、
欲しいものを買ってあげたり、
テレビやゲームを
好き放題させる
ということではありません。
お母さんの身体と時間を
子どもが望むままに
与えてあげることです。』
と児童精神科医の
佐々木先生は言われています。
乱暴をされた子は
悲しみを感じます。
しかし・・・
乱暴をしてしまった子も、
友達を泣かせてしまったことや
傷つけてしまったことに対して
罪悪感を感じています。
正しいことを伝え、
一緒に考えながら、
子どもの要求を聞いて
心を癒してあげることも大切ですね。
もう、卒園式です!
野間学園の子ども達は
全員が「卒園の資格」
を獲得していますよ。
参考文献
『「育てにくい子」と感じたときに読む本』佐々木正美
『子どもへのまなざし』佐々木正美