お手伝い
- 2017年02月08日
- 日々の成長記録
2月7日(火)
児童精神科医の佐々木正美先生は、
幼児期に身に付けるべきものを
『自律性』と『自発性』
の2つをあげています。
今日は、自発性について
園での子ども達の様子を
お伝えしたいと思います。
自発性を身に付ける為に必要なことは
「失敗を許容する事」
と言われています。
これは・・・
子ども達が自分でやろうとしたことで
失敗をしてしまった時に、
決して叱ったり責めたりしないということです。
この自発性を伸ばす機会は
園生活の中でたくさんあります。
昨日のおゆうぎ会の練習で、
小道具が入ったかごを
「これいるから僕もっていくね」
と手伝ってくれたA君がいました。
ところが・・・
A君が階段で転んでしまい、
かごが割れてしまったのです。
そのことを伝えに来たA君は
「かごが壊れたから怒られんじゃないか」
と不安そうな表情を見せていました。
しかし・・・
自分から進んでやってくれたことの失敗です!
まず、
手伝ってくれたことを褒めて、
ありがとうとお礼を言いました。
A君は安心した表情で
練習が終わった後も
お手伝いをしてくれました。
年長のもも組のクラス目標は
「進んで行動しよう!」です。
1学期の頃は先生から
頼まれて手伝う子が多かったのですが、
最近では
「トイレのスリッパを並べてきたよ!」
「先生これ手伝おうか?」
など進んで行動できるようになり、
成長が感じられます。
園や家庭でのこどものお手伝いは、
大人がした方が早く終わったり
きれいにできたりすることが多いですが、
子ども達の姿を見守り、
自発性を伸ばす機会を
できるだけ多く作っていきましょう。